この記事を見ていただいた方は、家の購入に迷っている方だと思います。
私が2018年に注文住宅を建てて生活している中で良かったと思う点を10点まとめました。
ちなみに私は元々賃貸派で、住む場所を気軽に変えることができたり、家族構成に合わせて部屋を変更できたり、管理責任がないというメリットは賃貸にしかないものだとは思いますが、それでも家を購入したことは後悔していません。
購入に迷っている方が、納得して購入しようという気持ちなるような記事になればと思います。
賃貸と持家の比較がありますが、前提としてマンションやアパートなどの集合住宅と比べての比較になりますので、一軒家を借りている人は賃貸でも可能な部分もあります。
記事から得ることができる情報
- 家を買う理由
- 家を買うことのメリット
- 賃貸ではできないこと
目次
1.万が一の時に住居を家族のために残せる
家を買うことは家族への愛だと思います。
資産に余裕がある人でなければ一括で購入ではなく住宅ローンを利用すると思います。
多額のローンを抱えることでプレッシャーを感じてしまうかもしれませんが、月々の支払いがあるというのは別に賃貸でも変わらないんですよね。
大きな金額なんで驚いてしまうだけで、賃貸でも借りている限りは同じようにかかる金額です。
しかし、住宅ローンは、万が一自分が死んでしまったときに、ローン残高を支払う必要がありません。
住宅ローン契約時に団体信用生命保険を必ず契約します。
団体信用生命保険に加入すると万が一の時にローン残高が弁済されます。(=払わなくてよくなる)
万が一の時残された家族は、父親が亡くなった精神的な苦労、安定した収入が無くなり経済的な苦労により苦しい状況を強いられることになります。
そんな中で住居を残せるということは家族への愛に他ならないかなと思っています。
私が死んでも子供と奥さんが住むところに困らないと思うと家を建ててよかったなぁと思いますね。
賃貸だったらそんなことはお構いなしに家賃を払い続けないといけないわけですから。
ポイント
賃貸:万が一の時でも、状況に関係なく家賃が発生し続ける。
持家:万が一の時はそのまま住居を残すことができる。死亡時の保険などは学費や生活費などに回せる。
2.DIYができる
賃貸では壁にフックをつけるだけでも気を使いますよね。持家であればその点を全く気にする必要はありません。
良くも悪くも自己責任なので穴をあけようが、壁を取り払おうが誰にも文句を言われることはありません。
私は洗濯機がある部屋の扉の枠にハンガーパイプを取り付けました。
外に干す際に、洗濯機から取り出した服をハンガーにかけた後、毎回干す場所まで行けないですよね?
だから一時的にかけておく場所を作ったわけです。
ハンガーパイプに洗濯物をかけておくことでまとめて運ぶことができるようになり家事効率が上がります。
実際の写真
ポイント
賃貸:DIYできないことはないが借り物なので制限される。
持家:自由にDIYが可能。
3.所有物になる
賃貸では何年払い続けても一生自分のものになることはありませんが、家を購入すれば自分のものになります。
当たり前のことですが、もう少し突っ込んだ話をすると、ローンの支払いが終われば完全に自分のものになります。
よく仕事を終えた後に田舎で暮らしたくてもできないとか、子供が巣立って家が広すぎてしまうとか言いますよね。
それってずっと住まなければいけないという固定概念に囚われているような気がします。
住み続ければ家賃はかからずに生活できるメリットはありますが、別に売ってしまってほかの土地に移り住んでもいいし、子供に譲ってしまってもいいわけです。
要するに所有物になるということは、使い続けるのも手放すのも自由ということです。
ポイント
賃貸:所有物になることはない
持家:ローンの支払いが終われば所有物になる。住み続けるのも譲るのも売るのも可能。
4.音を気にしなくてよい
子供の声、エンタメが好きな人は周り人に対して音漏れを気にしなければいけないですよね。
私も賃貸に住んでいたときは、友達を呼んで遊んでいるだけでクレームを言われたことがあります。
大きな音を出していないつもりでも他人はうるさいと感じる時がありますよね。
これは一軒家になると全く気にしなくてよくなります。
物理的に隣接していないのでそもそも音が漏れても聞こえる音は小さいですし、現在の家は木造でも気密性が高く漏れる音も外からの環境音も遮音されます。
具体的に言うと窓は2重が当たり前ですし、断熱材も外気に触れる壁はきっちり詰まっています。
これにより何十年も前の家と比べると遮音性は上がっています。
私の家は線路から近いですが窓を閉じていれば電車の音が気になることはありません。(少しは聞こえます)
家の中にいて窓を閉めてさえいれば、子供の声や足音、楽器を弾いてたり、大声で歌ってもクレームが来ることはないと思います。
それでも気になる人はDIYできるので吸音材をいれて防音をさらに高めてもいいと思います。
ポイント
賃貸:生活音に関して気を付ける必要がある
持家:生活音に関して気を付ける必要はほとんどない。好きに音を出せる。
5.太陽光、蓄電池システムが導入できる
太陽光については賛否両論あると思いますが、私としては良い点と思っています。
私の家では太陽光+蓄電池システムを導入しています。具体的に以下のメリットがあります。
メリット
- 売電収入
- 電気を買う量が減る
- 停電時に電気が使える
売電収入
太陽光パネルがあることで太陽が出ていれば発電し、家庭で使用できます。
家庭内で使用して余った電気は電力会社に売却し、売却した電力量に応じて売電収入が得られます。
電気を買う量が減る
昼間に発電した電気を使うことで節電できるのはもちろんですが、昼間に蓄電池に充電することで、夜に使用する電気も賄うことができます。
電気を買わないことでそれまでにかかっていた電気代が浮くのでメリットといえます。
停電時に電気が使える
蓄電池システムがあることで、電力会社からの電力供給が止まってしまっても蓄電池から電力を供給できます。
周りの家が停電していても家は明かりがついてるなんてこともありますね。
太陽光については別記事にまとめていますので、よろしければ合わせてお読みください。
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参考太陽光+蓄電池システム導入後のメリット・デメリットについて~実際購入後2年目の感想~
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ポイント
賃貸:そもそも設置することすらできない。
持家:売電収入、節電、停電時でも電気が使える。
6.ご近所さんとの助け合い
ご近所さんとの付き合いなんて煩わしいと思う方もいると思います。
そういう人は無理に付き合う必要はありません。
周りと接触しないように生活するというのも全然選択肢としてありだと思います。
しかし、私はご近所さんに普段助けていただいていますので、今後も何かあれば関わっていこうと思います。
具体的にどんなことで助けられたかというと、コロナウィルスが流行して一時期マスクが無くなりましたよね?
そんな時にマスクがないという話をしたら、少し余裕があるからとマスクを分けていただいたことがあります。
ほかにも採れ過ぎた野菜を分けていただいたり、ゴミ置き場のメンテナンスを皆で協力して行ったりしました。
些細なことかもしれませんが、私としてはメリットになります。
普段からコミュニケーションを取っていれば、子供が騒いだとしてもお互い様と許容する体制ができるのでおすすめです。
必要以上には関わる必要ないですよ。付かず離れずくらいの距離感で十分です。
私の経験則ですが、賃貸だとあんまり近所と関わろうとしませんよね?
あくまで仮住まいという感覚があるからだと思います。
持家だと長期間住むのがわかっているので住みやすい環境にしたいというマインドが働くと思っています。
そのため良好な関係を築きやすいのだと思います。
ポイント
賃貸:隣人との付き合いは皆無。
持家:良好な関係を築きやすい。ただし無理にコミュニケーションを取る必要はなし。
7.家庭菜園やガーデニングができる
大小あると思いますが、家を建てると庭が付いてくると思います。
庭を利用して家庭菜園やガーデニングを楽しむことができます。
私の実家では小規模ですが畑をやっていので、幼少期から野菜を育てることに親しみを持っています。
家を手にした後、土を耕してミニトマトやナスなど野菜を育て収穫しています。
この体験は学びや幸福感を得られますし、農作業をするとストレスが発散されリラックス効果を感じます。
食糧源としても機能しますし、家計も助かるのでメリットは多いですね。
賃貸でもプランターで栽培するということは可能ですが、プランターで栽培できない野菜もあるので土で育てるがおすすめです。
ポイント
賃貸:プランターでの栽培は可能。品種は制限される。
持家:自分の土地なので耕して花や野菜を栽培することができる。
8.ペットを飼える
ペットが飼えます。自由に。
犬でも猫でも鳥でも魚でも豚でもペンギンでも飼うことができます。
賃貸では飼えるところはあると思いますが飼えないところも多いですよね。
私は子供の成長が落ち着いたら犬を飼おうとも思っています。
子供の成長とペットを飼うことは成長に関わりがあります。
ペットを飼うことで以下の効果が期待できます。
メモ
- 感情が豊かになる
- 観察力が付く
- 飼育力が付く
- 人間以外との生き物との関係性の理解
- 精神的安定
私は子供のころに実家で犬を飼っていました。
子供ながらに犬が好きで、可愛がって育てていました。
その時の体験が活きているのか、私は家を掃除することや、食事を作ること、洗濯などの家事に抵抗がありません。
犬小屋を掃除したり、餌をあげたり、犬の世話をしていたから抵抗がないんだと思ってます。
因果関係を証明できませんが、ペットの世話も家事も基本は同じなので効果がないとも言えないかなと思います。
ポイント
賃貸:飼える物件はあるが、選択肢は少ない。
持家:自由に飼える。
9.間取りを自由に設計できる
注文住宅限定にはなってしまいますが、間取りを自由に設計できます。
ホントに嫌なになるくらい細かいところまで指定できますよ(笑)
賃貸だと生活しやすい間取りを探して借りるわけですが、その手間はありません。
私が注文住宅でこだわったポイントを少しだけ。
メモ
- キッチンの高さを高めにした
- キッチン、脱衣所の床を防水の床材にした
- キッチンの壁をわざとあげてスパイスラックをつけた
- 脱衣所に服を置く収納を設けた
- 和室ではなく畳スペースを作った
- 投影できる壁紙を使用してシアタールームを作った
キリがないので別記事にしようと思います!
生活の質を上げたい人は注文住宅はおすすめです。
個人の生活スタイルによって使い勝手は変わってきますからね。
自炊しないから大きなキッチンはいらないという人もいるし、料理が趣味で大きい作業台はもちろんガスコンロが必須とか。
自分で設計するのは大変ですけど、あれこれ考えて自分好みの家を設計するのというのは楽しいもんです。
設計といっても専門知識は必要ありません。
住宅メーカーの営業さんがわからないことは相談にのってくれますので、ゲームみたいにやりたいことを言ったり配置したりしていけばいいだけです。お金の出せる範囲内にはなりますけどね(笑)
自分だけのオリジナルなんで他にはない住み心地にできるのがメリットですね。
建て売り住宅はすぐに住めるメリットはありますが、注文住宅でも建て売りでも金額差はそこまでないので、もし建て売りをだけで検討している人は注文住宅も視野に入れて検討した方がいいです。
これについても別途記事を書こうと思っています。
ポイント
賃貸:自分にあった物件を探し出さなければいけない。多かれ少なかれ妥協はある。
持家:気のすむように間取りを設計できる。お金があれば妥協することもない。
10.お金を払うモチベーションが変わる
賃貸でも住宅ローンでも月々の支払いは発生します。
ただ、賃貸は永遠に払い続けなければいけないですが、住宅ローンの返済はいつか終わりが来ます。
住宅ローンの方が精神的に楽ではないですか?
私は住宅ローンの方が楽だなぁと思いました。
ローンを払い終わった後に、リフォームが必要になるから出費は無くならないと思う方もいるかもしれませんが、リフォーム代金の支払いなんて家賃を払い続けることに比べれば少額ですよ。
それに私の場合は、できるところはDIYで直すことを想定していますのでより金額は安価で済むと思います。修繕も楽しみの一つとしてとらえてしまえばいいかなと思います。
家賃として支払っているお金の内訳は、オーナーの背負っている物件のローン支払い+利益+各管理会社への支払いにあてられます。
サービスは提供してもらっている側なので仕方のないことなのですが、持つものと持たざる者の差を思い知らされますね。
払うたびに支払いが無くなっていっていくローンと、言い方悪いですがひたすら搾取され続ける家賃。前者のほうがお金を払っていくモチベーションという意味ではいいなぁと思ってしまいます。
ポイント
賃貸:ひたすら搾取。
持家:払っていればいつかは終わる。
まとめ
以上が私が家を建てるメリットの10選になります。いかがでしたでしょうか?
万人に当てはまるものではないと思いますし、メリットと感じない人もいるかもしれませんが、参考になる方がいれば幸いです。
コロナウイルスの拡大により、在宅勤務になった方がいると思います。私もそうです。
今後は通勤が必須という企業は減ってノマドワークがより浸透していくと思います。
そうなった時に勤務先の近くで住む必要なんてないですし、地方で安い土地を買って家を建てるというスタイルもいいんじゃないかなと思います。
中古で安い物件を手にいれてDIYしてカスタマイズしていくというのも楽しいですよね。
個人的に好きなYouTuber「setakara」さんは中古物件をリフォームする動画を上げてます。良かったら見てみてください面白いですよ。 → チャンネルリンク
何より家を持つということは色々な部分で自由を手に入れるということなんですよね。選択肢が増えるということはより人生が充実するということですから。